私のボイストレーニング教室には滑舌が悪いからレッスンを受けたいと言う方も多く訪れます。

色んなパターンで滑舌が悪い方がいるんですが、その中でも滑舌を良くしようとし過ぎていて

無駄に力が入ってしまい、余計に滑舌が悪くなってしまうと言う人もいるんです。

 

元々滑舌が悪い方なんですが、ハキハキとハッキリとした口の動きが不自然すぎるくらいで

滑舌良く話そうとしているのに不自然さが仇となって空回りするような話し方なってしまいます。

こうなってくると、どんどん状況は悪くなってしまって自分でも修復不可能に陥ってしまいます。

 

日本語がキレイに聞こえる事と発声が上手くできる事は別のカテゴリーと思ってほしいんです。

一つ一つのひらがなの音が正しくちゃんと聞こえる事は、少し音がカクカクすることになります。

発声が正しく話す間の時間だけ長く声を保ち声を高く低く抑揚を付ける事は、

滑らかに音が移行する事です。

 

この2つのちょうど良い所を取るのが、キレイに自然に話す事に繋がります。

口を多く動かしカクカク1つ1つのひらがなを言う事のみに執着しすぎると

力が入って、一生懸命話し過ぎていて不自然です。

 

少しは力を抜いて滑らかで、適当に流れるくらいが普通で

丁度いい話し方になります。

もっと気楽に話せたいものです♬