ボイストレーニング乗岡教室は話し方教室もしており、特に滑舌改善レッスンは定評があります。
滑舌が悪いと言って私のレッスンを受けられている生徒さんが、やけに鼻声なんです。
鼻声自体はそんなに悪い事ではないと思うんですが、あまりにも鼻声過ぎて滑舌が悪くなるんです。
その原因が分かったのでここに書き記しておきたいと思います。
鼻が悪いわけでもなく、花粉症で鼻がつまっている訳でもないのに
一生懸命話すと鼻声になってしまう・・
マ行やナ行の発音の時に鼻がつまったような鼻声で、滑舌が悪いように聞こえるんです。
マ行やナ行の子音=「ま」ならば「mA」の m の部分は鼻から息が出ていくはずなんです。
しかし、鼻がつまっていて鼻から息が出ていないように聞こえるんですね。
まるで鼻をつまんで話しているような・・
始めは鼻から息を出すように、教えていたんですが
どうしてこんな事になったのか、原因を考えてみたんです。
どんなことをして発音したら鼻づまり鼻声になるのか。
私は、じっくり考えました。。
理解しました。
「だ」の発音の時に鼻がつまったような声になった時に分かったんです!
それは、口を閉めて発音する時に舌が上顎に全部引っ付いてしまっているのが原因なんです。
発音と発声は、動作が違っていて
発音は舌の先や舌の前半は唇で作るとして
発声は喉を開いて声を響かせる。
ここが一緒になって、口を閉める発音の時に舌が上顎に全部着いて口全体と喉も閉めてしまうと
息が通らなくなるので鼻づまり鼻声になるんです。
喉を広げる響きの発声が無くなり、鼻だけの響きが鼻声を作り
口と喉の全部閉めるので、息が全然通らないから鼻づまり声になるようです。
子音の種類によって、鼻から息を出す出さないを決定して
発声は喉を開いて腹式呼吸で息を口から外に出すのが基本です。
私の滑舌や発声の研究は、まだまだ続くようです。