ボイストレーニング乗岡教室は話し方のレッスンもしています。
伝わりやすい話し方をいつも心がける事が、話す相手に対して「やさしさ」を見せる事だと
常に教えています。
解りにくい言葉で解りづらい話し方は相手を困惑させるだけですからね。
さて今回は、感情を込めると言う話なんですが何でもかんでも感情を込めればいい
と言うものでは無いと思うんです。
楽しい話をする時には楽しく、悲しい話をする時には悲しく感情を込めればいいんですが
情景の説明をする時・・や、ややこしい関係性を説明する時には感情なんて必要ない。
解りやすく適切に伝わる表現で伝えると言う事が最重要項目です。
例えばニュースの原稿を感情たっぷりに読むと、情報を的確に伝えると言いうよりも
その読んでいる人がどう思ったかを伝えることの方が大きくなる・・
すると正確な情報では無くなってくる可能性が生まれてきます。
ニュースならば容疑者を犯人と個人の意見を決めつけて読んでしまうと具合が悪いです。
説明文だった場合に、感情が邪魔をして的確な情報を得られない・・
感情を何故込めているいるのかが気になって、そっちに気が行ってしまい
情報を得るのに苦労するなんてことも有ります。
何でもかんでも感情を表に出ると言う事は、「伝わる」と言う事に邪魔になる可能性も
有ると言う事を理解しておかなくてはいけません。