自分の声にコンプレックスがあるんですと言って私の教室に来られる生徒さんって結構いてるんです。

一般的に、自分が聞こえている声と録音された自分の声との差が有るので

違和感から自分の声が嫌いだと言う人は多くいるんですが

よく有る、このパターンでは無くて自分の声が上手く出ていないと言う自覚が

心のどこかで解っているから自分の声に自信が持てないと言う事になっているんだと思うんです。

 

もっと、自分にとって正しい声が有るはずだと感じているけれども

どうしたら良いのか分からないと言う事でずっと悩んでいるんです。

 

楽器をやっている人ならば、良く解ると思うんですが

どうすれば一番よく「鳴らす」事ができるのかと言う事を

考えて楽器の練習に取り組むことが、究極のレベルアップに繋がります。

私は趣味で、パーカッションをしてコンガを叩くんですが

チューイングをして高さを調整して、叩き方を個体によって変えています。

一番良い叩き方がどこにあるのか考えて演奏するんですね。

 

声も同じで、自分の声帯から響いた声音を体全体に響く届くように

発声練習を繰り返します。。

結局、自分の体の分だけ響いた声を理解できれば

自分の声の最適な「鳴らす」と言う事が理解できるようになります。

自分の体の分だけ響いた声は自分でも心地よく

聞いている人も、心地よく違和感なく聞ける声ということになり

コンプレックスなんて感じなくなると言う仕組みです。

解るまでボイストレーニングして鍛錬するのみなんです。

 

だってそれ以上の声なんて無いんですから。

人となりの分だけ声が鳴れば、それがベストなんですから。

ね。