歌をうたうと言う事は、感情を表現する手段の一つなんだと思います。

感情や感覚を大切にする人ほど理論を嫌う傾向に有ります。

感性のまま自由に歌いたいと言う感覚なんだと思いますが

天才でない限りなかなか難しい話です。

その感覚や感性を言語化して理解しやすくしたものが理論である事を知るべきです。

 

「サザンオールスターズの曲だったら簡単なんで普通に歌えます。」と言う生徒さんに

実際に歌ってもらってまともに歌えた人はいません・・

絶対にどこか間違って歌っている。

自分ではどこが間違っているか分からないので満足でいないでいるのに

自分は出来ると信じていると言う事は、自分は桑田佳祐さんの様な才能が有ると

勝手に思っている人なんです!!

そんな人は私のボイストレーニング教室でレッスン始めたいなんて思わないんです。

もっと高みを極めたところで歌っているはずなんです。

感性や感覚を好む人ほど歌がぐちゃぐちゃになっていて理論を嫌います。

理論は、天才が行った行為を凡人に分かりやすく言語化したものだと思ってもらって良いんです。

先ず天才はそんなには存在しない。

ほとんどの人が凡人であると言う事で天才に習って理論を学ぶべきなんだと思います。

理論を学び繰り返しのトレーニングを行える人が上達をして

天才の神の領域に少しだけ近付けると考えて練習する事は

とてもポジティブな考え方だと思います。

こうやって、凡人が人生を楽しんで歌も楽しめるんだと思います。