民謡の師範代(お師匠さんの次の指導できる人)をされている方が私のボイストレーニングを受けてくれています。

レッスン曲として歌ってくれているのは熊本民謡の「おてもやん」と言う曲です。

熊本弁が多く歌詞の意味は自分で調べつつ研究しました。

民謡は歌い継がれていく物で作られたのは幕末とも、もっと前とも多く説が有ります。

作詞・作曲は永田稲(イネ)さんで1935年にレコード化されたそうです。

動画は島津亜矢さんの物を使いましたが写真の金沢明子さんの物や田中祥子さんの物も研究しました。

歌い手によって少しずつ歌い方が違うので正解が無いんですね。

生徒さんに一番合う感じでレッスンしました。

写真の金沢明子さんの昔の日東あられのCMではろうそくの火を消さないで揺らさないで歌うと言う事が有名でした。

(少しは揺れていたと私は記憶しています。)

これは民謡が独特な進化をした事と繋がってくるんだと思うんです。

大昔の日本にマイクなんて無いので、外で歌うしかないんですよね。

外でもしっかりと聴衆に唄声が届くようにパンと張りつめたような

ハッキリとした声質で歌わないといけないんですね。

これは宇多田ヒカルさんがやるようなR&Bのソフトな息混じりの声で

バラードを歌い始めるのとは真逆なんだと思います。

このパンと張った声は腹式呼吸の息のパワーを全部声のパワーに変化させる

感じで発声していくと得られる声なんです。

細くシャープな強い息を多く練習して、発声に活かし張り詰めた声をトレーニングすると同時に

その声をゆるめる裏声も多く練習しました。

細くシャープな息を張った声に変化させていく事を極めていくと、

ろうそくの火は消えないんだと思います。

 

どんな音楽でも同じでメリハリのメリの抑えた方で力を抜いて発声するので

ハリの張り詰めたハッキリした声で歌い上げるので力強く聞こえるんです。

この事を意識しながら歌うと

とても調子よく歌えるようになっていました!

今回は私もいつもやっている歌とは違う部分も多くしかし共通して使える

も有りとても勉強しなりました!!

別の角度から歌を研究する事は自分を高める事に繋がるので

感謝しかないです!!