17年もの間私のレッスンを続けてくれた女性の生徒さんが退会されました。
私はその生徒さんの事を舌の名前で呼びとても仲良くさせていただきました。
25歳から42歳もの間、色んな事が有りながら一緒にレッスン頑張ってくれ事に
本当に感謝でしかないと思い日記にしておきましょう。
彼女に初めに有った時は25歳でとにかく自分の主張が強く私にも噛みつくような
「ジャックナイフのような性格」の女の子でした。
演劇を本気でしていて、続けていくべきかどうか悩んでいたそうです。
私のボイストレーニングを受けて、台詞の練習や朗読を始めはしていたそうなんです。
正直17年前の初めの設定は、いろいろあり過ぎて私的にはもう忘れてしまっています・・
きっとその後、表現力を違う方向から鍛える感じになって歌のレッスンになっていたんだと思います。
長い期間一緒に過ごす中で、人生の相談事も多く聞くことになるんです。。
好きな男性ができて、その男性が言った言葉をどう思うかとか。
男性の立場からの恋愛のアドバイスとか。
その後、失恋した時の励ましの話とか。
自分で仕事を作っていく自営業の話とか。
新しい彼氏ができた時の話とか。
彼氏のお母さんとの確執や争いごととか。
自身のお父さんとの関係の話とか。
親戚含めて家的に宗教をしていて脱会する時の相談事とか。
結婚する時の話とか。
結婚した後の義理のお母さんとの確執とか。
仕事場の人間関係や仕事のやり方の話とか。
仕事の後輩の面倒を見ている話とか。
仕事場の上司や社長とのいざこざ関係とか。
転職の話とか。
今後の人生設計の話とか。
17年もの間、うたのレッスン以外にここには書けないほどの
色々な事が有って、本当に楽しませてくれました。
「先生、聞いてくださいよ。。」から繰り広げられる
話の数々・・そんなことが有りながらも歌のレッスンは頑張ると言う
時間が多く流れていきました。
始めは自分の主張が強いだけの「ジャックナイフの様な」女の子が
仕事で後輩の面倒を見つつ自分の人生を見つめ直し、生き方を模索して
現在を自分らしく生きる女性になって
私のレッスンを卒業していく姿はとても喜ばしい事でした。
最後に私が「レッスンどうでしたか?」と聞くと
「本当に・・歌のレッスンしてもらいながらも生きていくヒントをくださりありがとうございました。」
と言ってくれました。。
泣きそうなくらい嬉しかったんですが私は照れ隠しで
「俺の言う事なんか全然聞かなかったくせにィ!!」と言っておきました。
そういう私も、現在に至ってもパーカッションドラムを教えていただいている先生や
多くの年上の生徒さんや年下の生徒さんにも触れ合い、知り合いや友達からも
生きていくヒントをもらいながら生きています。
まともな大人(人間)と触れ合いながら生きていくヒントを得て
自分の考えで生きていく事は実は当たり前の事で
私のレッスンが少しでも人の役に立てばいいなと
思いながらレッスンしています。
今回17年続けてくれた生徒さんが新たな道に進んでいくんですが
私と積み重ねた日々が役に立って
良い感じに生きて行ってくれれば充分だなと思います。