現在はインターネットやSNSで情報があふれている時代です。
学ぶと言う事に関しては、いつどんな時でもどんな場所でも情報を手に入れられる時代なんです。
この情報を手に入れて学ぶと言う事と、習うと言う事は少し意味合いが違ってくると思うんです。
人は独学で情報を得て学ぶことに限界があると自覚した時に人から習う事を必要とします。
しかし習う側にも習う技術と覚悟が必要だと思います。
人から習う事、つまり習い事をすると言う事とインターネットやSNSから得られる情報から学ぶと言う事の
決定的な違いは先生と言う人間から、感覚を習う=感覚を教えてもらうと言う事になるんだと思うんです。
人から人へ、情報だけを得るのではなく人間独特の感覚を得るんだと思うんです。
ならば、人間同士つまり先生と生徒が互いに感覚を共有し合えないといけないと思うんです。
感覚の共有は先生側一人ではできないと思うんです。
感覚を共有するために生徒さん側の感覚を近づける能力も必要です。
私は今まで、数多くのボイストレーニングやボーカルの先生からご指導いただいていますが
教える側も様々な方法でアプローチしてくるんです。
現在も趣味でしているパーカッションやドラムの先生からレッスンを受けています。
教わる側の私は常に、先生のおっしゃる事の全てを
自分でできるようになると言う強い気持ちで取り組んでいます。
そして教わる側の覚悟と技術や能力も必要だと思っています。
言う事を聞いているだけでは、自分の能力を向上させるのが遅くなるか
全く向上・上達しないかです。
人間から習う感覚を鋭敏に感じ取り自分に吸収する能力を発揮しなければなりません。
教わる側の覚悟とは、自分の今までの経験や知識はさておいて
教えていただける全ての事を吸収するぞと言う覚悟だと思います。
よくインターネットやSNSやYouTubeで言われている事ってどうしたら良いんですか?
と質問されます。。。
冷たいようですが、私が発信した事では無いので
「知りません!」と言います。
習うと言う覚悟の話とインターネットで得られる情報を教えてくれと言うのは
随分とレベルが違うと思うので日記にしてみました。
私のレッスンは、情報以上の事が教えられるという自信が有るので
ボイストレーナーと言う仕事を続けられてるんだと思います。