ボイストレーニング乗岡教室は音痴改善のレッスンもしています。

多くの方が音痴だと言って私の教室に相談に来られるんですが、原因は人によって様々なんです。

しかし、長年の私の経験で、ある複数のパターンで音痴になる事が解っています。

その内の1つが直ぐに勝手に裏声になってしまうクセで音痴になってしまうと言うことです。

 

今までの経験で何人かの生徒さんがそうだったんですが、キリスト教の学校の出身の生徒さんは

勝手に裏声になりやすい傾向にあります。

中学とか高校とかがキリスト教の学校で歌われる讃美歌は裏声を多く使います。

その状態を多く聞いたり歌ったりする内に裏声の声の出し方を多く学んでしまうんです。

キリスト教はヨーロッパから出てくるもので、ヨーロッパと言えばクラシックの声楽です。

声楽は裏声・ファルセットを使って歌う事が多くもちろんキリスト教の讃美歌も裏声が多いんです。

多感な学生時代に、多く裏声で歌う事、聞く事を体験するとポピュラーソングを歌う時も勝手に

そうなってしまう可能性が有るんだと思います。

 

同じ理由で学生時代に、合唱をやる人もそうなる可能性があります。

合唱もソプラノが有りますから、憧れのソプラノを多く聞くと裏声で多く歌ってしまう人になってしまう可能性があります。

 

ポピュラーソングは、裏声と地声をアーティスト一人一人が自分の判断で使い分けをしています。

本来、地声で力強く歌いたいところを裏声にしてしまうと声の力強さが違ってきます・・

テンションが違うと言って良いと思います。

例えば同じ「シ」の音でも地声で出すのと、裏声で出すのではテンションが違うんです。

地声の「シ」は女性にとっては少し高い目の地声。

裏声の「シ」は女性にとっては少し低い目の裏声。

 

ここに音痴になる可能性が秘められています。

少し高い目の地声の「シ」のテンションだけにとらわれてしまった場合

裏声で「シ」歌ってしまうとテンションは低いです・・

テンションだけを少し高い目に合わしてしまうと低い「シ」では無く「レ」くらいに思ってしまいます。

でも「シ」の音を出そうとした時に、間違った「レ」を言うテンションなので音程はもう

グチャグチャになってしまうと言うのが音痴の1つの例になるんです。

 

地声の理解を深めて繰り返し練習する事で音痴は正されていきます。

経験を正しく積んでいく事が大切なんですが

ボイストレーニングで正しく発声していく事が音痴改善に役立つんです!!