「お腹から声を出す」と言う言葉の反対言葉は何かわかりますか??
「喉から声を出す」と言う言葉です。
どちらも例えで言っている言葉にすぎません。
実際にはこの2つの言葉は方向性は違えど同じ線上にある言葉でもあると言えるんです。
喉から声が出てると言われると言う事は、腹式呼吸がうまく使えてないと言う事になります。
喉の力を抜いて!もよく聞く言葉ですね・・
これは「力の抜けた声」を出すと言う事ではないんです。
力の抜けた弱々しい声をコントロールしようとすると逆に
とても疲れて、声がガラガラしてきます。
なるだけ、喉の力を抜いて声を出すと言う事なんですが
その前に、上手く腹式呼吸を利用できないと全ての行為が
無駄に終わってしまいます。
先ず、腹式呼吸をうまく利用して息を音に合わせて出すと言う
行為そのものができなければいけません!
声を出す前に、腹式呼吸の動作が先なんです!!
これが逆に腹式呼吸の動作より先に声が先行して出ただけで
喉を多く使った声になってしまうんです・・
と言うのも、腹式呼吸の出す息が先行してなければその瞬間
腹式呼吸を使っていない、ただの喉声になっているからです!
この状態になると、後追いで腹式呼吸を使うと言う事ができません。
既に、喉に力が入って喉が絞まる方向性に進んでいるからです。
動作のタイミングの問題で一気に喉声になってしまうと言う事なんです。
喉を全く使わないなんて嘘で、腹式呼吸の動作を必ず声を出す時に利用する
と言う事が「お腹から声を出す」と言う言葉になるんです。
お腹を使って息を出す⇒声を出すと言うタイニングが上手くできなければ
声を出す⇒お腹の使い方は分からない=喉声
と言う事です。
この2つはほんの少しの差なんですが、全く違う結果が声として出てきます。
「お腹から声を出して!」と言われても直ぐにできるとは限らないですよね。
教え方も分からないしどうして良いか分からないから
とりあえずこう言っておけ!
みたいな魔の言葉だと私は思います。