新型コロナの影響でボイストレーニング乗岡教室は滑舌オンラインレッスンをしています。

オンラインでよく有りがちな、話していて返事が返ってくる若干の時間差の「会話の遅れ」にも慣れてきたんですが

オンラインレッスンをする中で、会話においての相槌(あいづち)の大切さをとても感じます。

相槌の「ハイ」とか「へぇ~」とか「うん」とか「なるほど」とか「分かりました」とか会話を成立させる

大きな要素なんだなと思います。

ちなみに相槌の語源は鍛冶職人の刀を打つ人と刀を挟んで抑える人との動作から来ているそうです。

 

オンラインでZOOMを使っているんですが、どうしても返事の相槌が遅れてしまうので

1つ教える事を話した後に、相槌が来るのを待たなければなりません。。

人によっては相槌が少ない人だっているんです。

しかし、対面だと見た感じの肌感覚で理解したかしていないかは分かるんので

相槌をしてもらわなくても成立するところでも

オンラインだと分かりにくい・・

相槌を待たずに、独りで会話を進めると遅れて話の途中で「ハイ・・」と相槌が入ってくるんです。

これは話すテンポを狂わされてしまうんですね。

初めはこの状態に、ものすごく苦労したんですが現在では

解りやすく相槌を促すような話し方をして、返事を待つ時間を取ると

言う事をしてます。

もしくは一気に話すべきところを話して最後に分かりましたか?と聞く感じにしてます。

すると会話がスムーズに進んでいくので上手く言っているんです。

 

会話のテンポを守ると言う事がコミュニケーションで共感の基本になるんですが

オンラインでは通常の対面のレッスンとは違った会話のスタイルにしなければ

ならないところが、新しい試みでした。

 

逆に言うと会話のなかの相槌って上手く次の会話次の会話へと進めて話していくのに

すごく重要なものなんだと改めて感じた次第です。