ボイストレーニングの先生を長くやっていると、人によって悩みが色々あるんだなと思わされます。
声が上手く出ないと言う生徒さんは、もちろん話す時も声が上手く出ていないので
声が小さいんです。
声が小さいと、人と話すと聞き返されるので困るからあまり話さなくなると言うのが
現実問題なんだと思います。
そうなると、コミュニケーション能力が低くなり、よく理解できない人と言う認識が生まれます。
よく理解できない人に対して人は「恐い」と思ったり「恐怖」を感じたりします。
なので、例えばお化けを恐いと言う理由は、なんだかわからない、近い出来ないもの②大して
恐怖心が生まれ出てくるんです。
知ってる人なら=解ってる人となり恐怖は感じません。
全く話さない初めての人ってちょっと怖いなと思うんです。
この私でさえそう思います。
理解できないと言うのはその人自身の理解が全く進んでいないと言う事なんですが
声が例えば低い声が出ない人が、ボイストレーニングで低い声が出るようになってくると
その人の高い声も低い声もよく聞き取れるようになり、その人自身の事が聞こえて
理解できるようになる感じがするんです。
正直、声がちゃんと出始めてから初めて生徒さんに対して「初めまして」って言いたくなるんです。
自分が出せれる声の音域がちゃんと出せれるようになって、初めてその人の人格が解ってくると言うか・・
どんな人か、分かる気がするんです。
パーソナルな一部分が聞けて、人格が初めて完成するみたいな・・
現実には、色んなパーソナルな話でも自分自身の嘘偽りない声で話してくれる・・
からそう思うのかもしれません。
低い声が出た時に、本当はこんな性格もあるんだとか
高い声が出た時に、本当はこんな元気な部分もあるんだとか
思う事がしょっちゅうあります。
その時に、その人の事を、中身を知れる気が気がします。
実際、超作られたアニメ声の女の子や男らしさアピールしすぎの
男性の野太い声の話を聞いた時に
「ほんとに、そう思って言っているのかな???」
と疑問に思う人もいるでしょう。。
声は人を表すってあながち外れては無いような気がします。。。