ボイストレーナーと言う仕事をしていて、色んなパターンの声で悩んでいる人がいるもんだとつくづく思わされます。
生徒さんがどのくらいの音域を持っていてどの高さの声が得意なのかを初めのレッスンで私はチェックしています。
低い声が苦手な人なのに、テンション低い目で低い声で話しをする癖のある人が
高い声が出せるようになって高い声で話し出すと一気に色んな事が解決してきます。
今までは低い目の声でしか話していなかったので、高くなることで声が通りだして
聞き返されなくなります。
声が低くこもって、聞きづらかった声がとても聴きやすくなります。
聞き返されたり上手く伝わらなかったりはストレスですよね。
高い声が苦手なのに、高い声で話しをする癖のある人は声が薄くなってしまって
声が雑踏の中で通らない事が多いんです。
悪くなれば、ノド声になってしまって声がガラガラしてきて話し声がつらそうな感じになってきます。
これも本当にストレスですね。
手っ取り早く話す声を良くしようとすれば自分に一番合った声の高さで話す事です。
しかし、それぞれ「自分はこうありたい」と言う自分のイメージが本来の自分と
違っている時にこのような状態の話し声になるんだと思います。
自分の一番得意な声の高さを知りそこを鍛えていく。
そしてその声の高さを中心に、人が出す事ができる全ての高さの声を
使えるようになってくると、話すと言う事からストレスが無くなってくるのです。