大阪梅田近く中崎町のボイストレーニング乗岡教室は話し方教室もしています。
最近話し方のレッスンに来てくれている、20代前半の男の子の生徒くん。
文章を書く仕事に就きたくって学校に通っているそうなんです。
もともと、話すのが苦手な生徒くんなんですがその学校で
みんなの前で自分の書いた文章を朗読しなくてはいけないと・・
そこで上手く声が出なかったり、伝わらなかったりするので
私のボイストレーニングの教室に来てくれています。
体験レッスンの時から、感じていた事・・
私がボイストレーニングのレッスンの説明しているとやたらと
「ハイ!」と言う返事が多いんです(笑)
例えば・・
「あのな(ハイ)腹式呼吸のな(ハイ)説明を(ハイ)
今から(ハイ)して行こうと(ハイ)思うねんけど(ハイ)・・」
と言う具合。
「お腹を(ハイ)意識(ハイ)しなが(ハイ)ら(ハイ)ふくらま・・
(ハイ)せて(ハイ)・・」
と話しの言葉の途中にかぶせてくるくらいのスピードでハイが早く発せられます。
入会してから2回目のレッスンの時に
「先生から重要なお話があります。。(ハイ)の回数が多すぎるので半分に減らせて下さい」
と伝えました。
ハイの回数が多い人は、自分が理解している事をアピールしたい為に何回も言って来ます。
しかしそのアピールに、必死になり過ぎてあんまり理解してない・・
早いタイミングでハイを言う人は、最後まで人の話を聞かないので経験上
ボイストレーニングのレッスンの進み具合が遅くなります。
「自分で文章書くって言ってたヤン?1つの文章の中に句読点をやたらと多く
つけるようなもんでハイが多いと意味がとぎれとぎれになるねん。
1つの文章に1つか2つくらいの点を付けるように会話の中で1つの内容に
1つか2つくらいのハイでいいねん。」
と言うと生徒くんは
「あッ・・」と言いました。
「何イ??身に覚えがあるの?文章書くときに??」
「はい・・多いかもしれません・・」
結論:ハイを多く言う人は、文章にも句読点をやたらと付けます!
生徒くんは納得した様子で、これから生きていくのに会話の中で必要な事
会話術の1つとして理解していただけて感謝されました。
しかし、この会話のあとボイストレーニングのレッスンでの説明の中で
生徒くんはなかなか(ハイ)と言わなくなってしまいました(笑)
もうどこで(ハイ)を言っていいのか解らなくなってしまったんでしょうね!
レッスンで私の説明が終わったら黙っている生徒くんに・・・
・・・・「今このタイミングでハイ!って言うネン!!」(笑)
「あッ・・・ハイッ!」
と言うやり取りが何回も有りました。