よく聞くセリフ・・「喉の力を抜いて!」ですが・・
単純にこの言葉の意味をとらえて声を出すほとんどの人が、力無い弱々しい声を出します。
これは、息を出そうとする力=お腹を使おうとする力も弱くしてしまっているからそうなります。
声を出そうとする思いが強すぎるので、ついつい喉だけに力が入ってしまうんです。
また体全体に力が入りだすと、やけに力強く息を吐きだそうとしてそれに耐えかねて
喉の形が崩れてしまいます・・
これでは音程が定まらないので、また無駄に喉に力を入れて喉の形が崩れないようにすると
もうドツボにハマっていくんですね。
喉の力を抜くの本来の意味は、無駄な力を入れないと言う意味と思ってください。
喉の形をキープして適切なお腹の使い方で適切な声を出す力で声を出せば
全く喉に力が入っていないかのように聞こえます。
無駄な力を使わないと言う事であって、全く力を使わないと言う意味では無いんです。
声を出すのには、少しの力は必要です。
全部の力を抜きすぎて、ヘロヘロの力無い声は全く使えないので
「喉の力を抜いて」の意味を履き違えないようにしましょう。