滑舌が悪くて私の教室を訪れてくれる人は多くいます。

世の中、滑舌が悪くて悩んでいる人は多いんです。

その中でも舌が短いから滑舌が悪いと言われる方がいます。

これはほとんどの場合正しくありません!

実際に舌を出してもらうと普通くらいの長さなんです。

 

ではどうして舌が短くて滑舌が悪いと思っているのか。。

人から言われてそう思い込んでいる所も有るかもしれませんが

舌に力が入ってしまって、縮まって短く使ってしまっていると言う事なんです。

自分で舌に力を入れて縮めて使おうとするから、「舌が短いんです。」と言ってる状態なんです。

こういう人はだいたい体にも力が入りやすい人で、緊張して何かに対応する時にも

すぐに体に力を入れて対応する人な事が多いんです。

場合によっては肩こりの人や頭痛持ちの人も多いです。

 

どんなスポーツ競技だって体に力を入れて良いパフォーマンスはできません!

力を抜いた状態で最大のパフォーマンスを発揮するように心がけます。

こんなの基本中の基本ですよね。

舌も全く同じで、力を抜いた上で正確な形を作り呼吸とリンクさせることで

正しい滑舌、更には正しい発音が出来るようになります。

ただ、スポーツでは第三者から目で見て力を抜いてとか正しいフォームでとか

言ってもらえるんですが、舌はなかなか人に見てもらう経験が有りません。。

なので勝手に自分で力を入れながら悪い癖を構築してしまうんです。

こうなると、なかなか滑舌改善を自分でするのは難しいことになります。

 

舌が短いのではなく、基本中の基本の力を抜かないで

舌に力を入れて縮めて使おうとするから滑舌が悪くなると言う事です。