歌が苦手な生徒さん、もしくは高齢者の方で上手く歌えないと言う生徒さんが

レッスンを始めてすぐにつまづくのが、裏拍から歌い始めると言う事なんです。

弱い声から歌い始めてアクセントをリズムに合わせて付けるのが難しい事になるんです。

先ず裏拍と表迫が有る事から理解するためのボイストレーニングをします。

 

裏拍と表拍を頭で理解しても、実際の声として使えなければ意味が無いので

声に出して繰り返し間隔をつかんでいきます。

1拍の前半が表拍、1拍の後半が裏拍。

1拍の前半が強い声の「ア」、後半が弱い声の「ア」と言う具合にゆっくり繰り返すと

リズムに合わせて強弱が作れるようになるんです。

全部が強い声だとメリハリが作れ無いので、強いだけの歌になってしまいます。

これは歌に変化が生まれないので強い声での棒歌いになります。

 

弱い声が作れるから、強い声が活かされるんです。

弱い声が有るからアクセントが活きてくるんです。

弱い声からフレーズが始まってその後アクセントを付けると言う

パターンは歌の中では何度となく出てくるものです。

アクセントや強い声を歌の中で作るのは

弱い声を極めると上手くいくんですよ。