ボイストレーニング乗岡教室は大阪梅田近くの中崎町で話し方教室もしています。
カラオケの歌の中でわざと裏声にする部分ってよくあると思うんです。
裏声になってしまった・・のではなくて意図的に裏声にするフレーズ。
サビで盛り上がってきて、サッと裏声に変換してまた地声に戻してまた歌っていく。
何故そんなことをするかと言うと、「サウンドを軽くするため」なんです。
ここで言うサウンドとは、聞いた感じと言う意味です。
盛り上がってきて、高い声を地声で張り上げるよりは裏声に変換してサウンドを軽くすることによって
雰囲気を落ち着いた感じにすると言う技法です。
ちょっとカッコいいですよね。
さて・・・話し声の中でもこれをうまく利用する事は、特に声が低い男性にとっては有効的だと思うんです。
ガヤガヤとした居酒屋で、声が低いと相手に上手く聞こえなくってよく聞き返されると言う事が有ります。
高い目の声にすると、聴きとりやすいので男性にはそうする事をお勧めします。
しかし・・笑いを取るためにボケまくる年上の人がいたとして突っ込まなければならない時・・
(こういう場面には、よく出くわすとは思うんですが・・)
高い声で「なんでなんっすかッ!!」とか「何ゆうてるんっすかッ!?」とかの突っ込みたい時
地声の高い目の声で突っ込みを入れると キツい 印象になるんです・・
サウンドが重いと言う感じです。
年上の人にキツい突っ込みを入れるのは、ちょっと気が引けます。
でもザワザワしている居酒屋のなかで埋もれないように高い目の声で突っ込みを入れたい。。
こういう時に裏声が役に立つんです!!
裏声のはっきり目の声で突っ込むと、高い声で聴きとりやすくなおかつ
キツい 印象ではないので年上の人に失礼になりにくい。
こんな感じです。
これは利用できると思うんです。
低い声の男性が、テンション高くなってもキツいイメージではなく裏声で突っ込みを入れる。
環境に優しい突っ込みと言っていいのでしょうか?(笑)
低い声でも高い声でも裏声でも突っ込みを入れられるので
バリエーションが多くなりますねッ。
カラオケのサビの中に出てくる裏声を聞いて、突っ込みの声で裏声が使えると真剣に考える・・
これがボイストレーナーの仕事だと思うんです(笑)
だいぶ頭おかしいかもしれませんが、いつもそんな事考えて生きています。
声を研究すると言う事は、そういう事なんです。
なんちゃって。