懐メロ、懐かしのメロディーをカラオケで歌ってみると言うのは一瞬の内に
その時代に戻らせる感覚が有るので好きです。
今回は50代の生徒さんが学生の時よく聞いた曲をレッスン曲にしてもらいました。
大滝詠一さんの「恋するカレン」と言う曲です。
1981年6月リリース。
松本隆 作詞 大瀧詠一 作曲。
繊細で透明感のある声で歌うのが難しい曲でした。
生徒さんから聞いたんですが、当時はLPレコードからカセットテープに録音して
デートする時にカーステレオで聞きながらドライブデートしたと言う事でした。
透明感が半端ない歌い方で、この部分が難しかったです。
ついついハッキリとした声で歌い上げてしまうんですが
声の濃度を薄くしてしっかり腹式呼吸を使って押し出す感じにすれば
雰囲気が合ってくる歌い方にできます。
ここさえできれば、高い声が多いわけでは無いので歌いやすい曲でした。
1981年のレコードのジャケットの絵からも当時の最先端の流行った歌なんですよね。
男性が女性とドライブデートするのにカセットテープを使っている時代。
生徒さんはレコードから録音するパターンとラジオから録音するパターンがあると言われていました。
無料のラジオから流れてくる音楽を勝手にカセットテープに録音して
女性とのデートに使うんです・・今考えるとどこか可笑しい気がします。
バブルの楽しい時代を思い浮かべつつ、当時デートしていた女性を思い出しながら
カラオケの練習をするのもなかなか良いものですよ。